法学部で広がる未来の自分の可能性 第29回 法学部=むずかしい?その先入観、オープンキャンパスで変わるかも!
5月24日から流通経済大学のオープンキャンパスが始まります!模擬授業やキャンパスツアーなど様々なイベントが開かれますが、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいのが「学部学科相談コーナー」です。今回は、法学部の相談コーナーに訪れたある高校生と法学部の尾内先生との会話を再現してみました。流経大のオープンキャンパスの雰囲気も伝わるかと思いますので、関心のある方はぜひ最後までお読みください。流経大法学部の学びの特徴や魅力が見えてきますよ。
尾内:こんにちは、今日はご参加いただきありがとうございます。どういったお話をいたしましょうか?
高校生:よろしくお願いします。私は公務員に興味があるので、進学先は法学部かなと考えているのですが、まだちょっと迷っているので、法学部のことを少し詳しくお聞きできればと思っています。
尾内:そうでしたか、ちなみにどういうところで迷っていますか?
高校生:法学部での勉強がとても難しそうなところです。まわりの友達もそう感じているようで、経済や経営などの方がイメージしやすいという話をしています。
尾内:なるほど。どういうところが難しそうに感じるのか、もう少し教えてもらえますか?
高校生:法を学ぶというと、分厚い法律の本をいつも持ち歩いて、たくさんの法律を覚えなければならないというイメージがあって、とても難しそうだと感じています。
尾内:確かに小さな辞書のような『六法』を勉強用に持ちますね。でも『六法』は、法律の条文を丸暗記するためではなく、知らない条文に出会ったときに調べるためのものです。
高校生:法律の条文を覚えているわけではないということですか。
尾内:はい。実際、専門家でも法律を丸暗記している人はいません。それにいまはスマホですべての法令を調べられるので、『六法』すら持ち歩かなくても済む時代になっていますよ。
高校生:そうだったんですね。法律を暗記しないといけない分、法学部は他の学部より難しいと思っていましたが、そうではないんですね。
尾内:はい、勉強のしかたに違いはありますが、経済学とか社会学などに比べて法学がとくに難しいことは決してありません。
高校生:それは少し安心しました。
尾内:それに法律を学んでおくと、将来、公務員をはじめ、法律の知識を活かせる専門的職業に就けるというのはもちろんですが、民間企業へ就職する場合にも有利なんですよ。
高校生:それはどうしてですか?
尾内:法学部では、実用的な法律の知識を学べるからというのはもちろんありますが、それだけでなく、法律の勉強を通じて「法的思考力」を養うこともできるからです。
高校生:「法的思考力」って何でしょうか。
尾内:法律のルールを具体的な出来事に当てはめて結論を導き出し、揉めごとに関係する人々を説得できる能力のことです。世の中で起きている問題を的確、公平に解決する能力というと、わかりやすいかもしれませんね。
高校生:「法的思考力」は民間企業でも必要とされるというわけですね?
尾内:そのとおりです。公務員は言うまでもありませんが、民間企業で働く場合も、企業との取引や、お客さんとの関係などで日々さまざまな問題に対応することになります。これらを深刻なトラブルにならないよう解決することは企業にとって非常に重要ですので、法律の知識と法的思考力を持った人材は欠かせないというわけです。実際に、法学部の卒業生も、公務員だけでなく、民間の多様な業界に就職していますよ。
高校生:ちなみに法学部の卒業生はどういった企業に就職しているのでしょうか?
尾内:就職先は、銀行?証券?保険などの金融業、商社、流通業など本当に多岐にわたります。不動産業界も学生に人気ですね。こうした分野では、法律の知識が重要な役割を果たすからです。ほかにも、スポーツ施設?生活関連のサービス業から、IT関連企業にももちろん就職しています。うれしいことに、最近は上場企業への就職も増えています。
高校生:流経大は就職率が高いと聞いていますが、法学部は就職率だけでなく、優良企業に幅広く就職できているのですね。
尾内:はい。法律はあらゆる分野に関わるので、法律の学びは、みなさんにとって大きな武器になりますよ。法学部は「オールラウンド?プレーヤー」になれる場所なのです。
高校生:なるほど。法学部の魅力として、ほかにどのような点がありますか?
尾内:まず、徹底した少人数教育です。少人数教育は流経大の教育理念のひとつですが、法学部はこれを徹底しています。たとえば、ゼミナールは通常ひとクラス20名ですが、法学部では15名程度に抑えています。通常の講義でも、他大学に比べて学生と教員の距離が近く、質問や相談をしやすい環境を作っています。また、いくつかの重要科目では成績優秀者から選抜した10名程度による「特別クラス」も設けて、細やかな指導を徹底しています。
高校生:先生との距離が近いのはいいですね。徹底した少人数教育が、就職実績にもつながっているのですね。
尾内:それもありますし、資格取得のサポートが手厚いことも関係すると思います。資格試験といえば最難関は司法試験ですが、2023年度には法学部卒業生から初の司法試験合格者が出ました。もちろん他大学のロースクール(法科大学院)を経ての合格ですが、最近はロースクールを目指し、実際に進学する学生も増えています。今後さらなる司法試験合格者が期待されます。
高校生:えっ、弁護士や裁判官になるわけですよね? すごいです!
尾内:それだけでなく、難関の行政書士の合格者も何人も出ています。大学2年生で合格した学生もいましたね。不動産業界で不可欠な国家資格の宅建士にも、毎年複数名が合格していて、不動産会社や金融機関で活躍しています。
高校生:私は公務員を考えているのですが公務員試験のサポートはないのでしょうか?
尾内:もちろんあります。公務員試験対策の課外講座もありますし、正課授業にも、公務員試験につながる講義や演習があります。それに法学部では、公務員の役割や地域づくりについて実践的に学ぶ科目もたくさん用意しています。
高校生:ちなみに公務員に関して、流経大法学部の合格実績はどのようなものですか?
尾内:法学部は1学年の定員が200名なのですが、そこから毎年20?30名の公務員合格者が出ています。警察官や消防官のほか、一般行政職も増えてきています。一般行政職とは市役所や町役場などの職員ですが、最近は国家公務員も輩出しています。合格者数でも合格率でも、もちろん学内トップです。
高校生:そうだったんですね。具体的な数字を聞くととてもやる気が出てきました。今日はとても参考になるお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
尾内:またいつでも相談に来てくださいね。