【地域連携】本学留学生が初めて講師に!【「新松戸まちゼミ」】
流通経済大学は、新松戸キャンパスで5月~6月にかけて「第21回新松戸まちゼミ」で講座を開きました。
今回初めて、本学の留学生が講師となりワークショップを行いました。
留学生が講師を務めたのは、3回シリーズの『流経大留学生と一緒に! “異文化を知ろう!!”』でした。
◇5月8日(木) 『インドネシア編』
ヌルサリー?オカノさん(修士課程社会学研究科2年)が、多数の島で構成された多民族国家インドネシアの歴史、文化、政治?経済をはじめとした幅広いテーマを写真などを交えて丁寧に伝えました。
受講者と一緒にインドネシア語で挨拶?会話を交わしたり、民族衣装?伝統衣装の試着会をしたりと、趣向を凝らしたプログラムで会場は賑やかで笑い声に包まれました。
最後に全員で衣装をまとい記念撮影をすると、参加者たちからは「講師の熱心さに感動した」「とても楽しかった。インドネシアに行ってみたくなった」「このような形で、流経大の留学生と地域とが交流できて素晴らしい」といった声が聞かれました。
講師を務めたオカノさんは「面白かった」「みなさんにインドネシアのことを知ってもらえて嬉しい。またやりたい」と話しました。
<ヌルサリー?オカノさん>
◇5月24日(土) 『ベトナム編』
流通情報学部3年のチェウ?ティ?トゥ?フォンさん、ダオ?ティ?ランさん、グエン?ティ?グエットさんが、「トーヘ 」「ト?へー」(Tò He)などと呼ばれるベトナムの伝統工芸品を地域のみなさんと一緒に作りました。
4歳から80歳代までと幅広い年代の参加者たちは、3人の留学生から手ほどきを受けながら色とりどりの“粘土”をこねたりちぎったりして細い棒の先端に花や人形などを作っていきました。
制作中は、ベトナムの文化や風習、流経大に留学した理由や日本での生活など、参加者と留学生たちとの会話があちらこちらで弾み、終始和やかでした。
参加者からは「学生たちが親切で熱心だった」「一緒にやりながらできることが良かった」「ぜひまた開催してほしい」といった感想がありました。
3人の留学生たちは「やりがいがあった」「自分に自信がついた」「ぜひ次回もお願いします」と笑顔をみせました。
<チェウ?ティ?トゥ?フォンさん、ダオ?ティ?ランさん、グエン?ティ?グエットさん(左から)>
◇6月7日(土) 『タジキスタン?ウズベキスタン編』
タジキスタン出身のアクメドヴ?イスモイルベックさん(法学部3年)とウズベキスタン出身のアミロフ?アザムさん(法学部4年)が、中央アジアの2つの祖国についてそれぞれ動画を使って丁寧に紹介しました。
はじめにイスモイルベックさんが、自身の結婚式映像を披露したり伝統的なお菓子をふるまったりして、教室全体が和やかな雰囲気になりました。
つづいてアザムさんが、故郷の観光スポット紹介や“ウズベキスタン語で話してみよう”と会話コーナーを行うと、20歳代から80歳代までの参加者たちからたくさんの笑いが生まれました。
また今回は2人の友人でもある小川朋輝さん(名古屋ウズベキスタン友好協会に所属)が一緒に講師を務め、日本と2つの国との関係もわかりやすく伝えました。
参加者からは「きょうの話を聞いて、行ってみたいと思った」「講師の3人はとても楽しそうだったし、説明はわかりやすかった」といった感想がありました。
留学生たちからは「すごく楽しかった」「小川さんの日本からの視点もあって助かった」「また挑戦してみたい」と笑顔で話しました。
<写真左;アクメドヴ?イスモイルベックさん、見学に訪れた尾内隆之?法学部学部長/教授、アミロフ?アザムさん(左から) 写真右;小川朋輝さん(中央眼鏡の方)>
3回シリーズすべてで留学生たちを見守った秋山智美准教授(共創社会学部)は「留学生に今回のような機会が得られたことは良かった。留学生と地域の方がお互いコミュニケーションをとりながら楽しく学び合えたことが、有意義だった」と話しました。
<秋山智美准教授 (左から2人目)>
※注
「新松戸まちゼミ」
“得する街のゼミナール”と称して新松戸キャンパスがある千葉県松戸市新松戸で各店舗や個人?団体がそれぞれ地域の方々向けにワークショップ等を年2回(春と秋)行っているもの。
主催は、新松戸商店会連合会と新松戸まちゼミ実行委員会。
本学は、第19回から講座を開設している。