【法学部】国際貿易と国際運送の仕組みを“法”で読み解く
様々なキャリアをもつ実務家をお招きし、将来の職業選択に役立てる「法学部生のキャリアデザイン」の授業では、今回(株)阪急阪神エクスプレスの山本明先生を新松戸と龍ケ崎の両キャンパスにお招きしました。
山本先生からは、まず、国際貿易にはメーカー、商社、銀行、海運会社、航空会社、保険会社など多くの業種がかかわっていることについて紹介があり、海上輸送や航空運送の現場の様子を豊富な写真を交えて説明していただきました。
授業の中では、横浜に本社のある楽器製造メーカーが、エレキギターをアメリカに輸出するという想定のもと、メーカー側に有利な契約書を考えるという課題も出されました。この課題に取り組むなかで、引き渡し場所や支払い条件、納期や製品保証など、契約書に記入する一言一句が、取引に大きな意味をもつことを改めて認識することができました。
山本先生のご講義は、国際貿易や企業法務の概要に加え、地政学リスクや保護貿易主義の台頭にも触れながら、物事を俯瞰的に捉えることの大切さを教えてくださるものであり、学生たちにとっては大変貴重な機会となりました。
「法学部生のキャリアデザイン」では、これからも法の知識が社会で役立つことを実感できるよう、実践的な学びを一層深化させていきます。
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