スポーツ健康科学部の4年生が保健体育の教育実習報告会を開催しました
6月16日に教育実習(保健体育)から戻ってきた4年生が、教職課程を履修する2~3年生を対象に教育実習報告会を開催しました。2~3名の後輩たちに対して一人の4年生が付いて、実習での経験談を伝えました。後輩学生も熱心に質問をしながら先輩学生の話を聴いていました。時間内に4年生が入れ替わる形式だったので、2~3年生は4人くらいの4年生から体験談を聴くことが出来ました。将来教育実習を控える後輩学生たちは、先輩学生から教育実習に臨む意識や教材研究の準備など実習に必要な心構えを真剣に学んでいました。【参加した2~3年生のコメント】
◎今回の教育実習報告会では、実際に教育実習を終えた先輩方から、貴重な経験談やご意見をいただくことができた。ポジティブな要素についても多く聞くことができたが、なにより実習中の辛かったことについて聞くことができ、来年自分自身が実習に行く心構えができた。どなたも指導案や授業展開に苦労していると言う意見が多かったため、私も早い段階から準備を進め、スムーズに実習に入れるようにしたい。(3年生)
◎今日聞いてみて、学校によって全然違うということがわかりました。とても大変で寝られないという人もいれば、楽しくて最初は教員になる気があまりなかったけれど終わってみたらなりたいと言う気持ちに変わったという人もいました。自分も困らないように事前に指導案を仕上げたり、経験した人に聞いたりとできることは全てやっていきたいと思います。 (3年生)
◎まず、4年生の方からお話を聞けて本当に良かったと思います。自分が思っていた以上に楽と言っている人や、厳しいと言っている人、どちらの人にもお話を聞けて良かったです。授業の難しさや先生?徒とのコミュニケーションの大変さも聞けとてもためになりました。イレギュラーな事もあるそうで、学校で学んでいること以外の事も実習中はあると話していて、楽しみにもなりましたが少し不安になる部分もありました。(2年生)
◎4人ともとても楽しかったという風に話しており、自分も母校に帰れる事にワクワクしている。また、やはり一番辛かったのは、指導案を書くことだというのも共通していた。そのクラスの雰囲気、やる気、どれ程の運動レベルなのかも考慮しながら、考えなくてはいけないとおっしゃっており、自分もしっかり準備をして教育実習に行きたいと思った。(2年生)
【参加した4年生のコメント】
〇本日報告会をし、自分の実習を改めて振り返ることができました。報告会でこのような話を聞いておけば不安や心配が少しでも減り、実習に臨むことができたかもしれないと思いました。実習では、生徒と過ごす時間が楽しく、3週間しか関わることのない生徒だからこそなるべく早く打ち解ける必要があるなと強く感じました。体力勝負を覚悟していた実習でしたが、健康的な楽しい実習でした。担当する授業が少なかったのもあるのですが、なるべく生徒と過ごす時間が多く、他の科目の教え方の技を盗むことが有意義な実習につながると感じています。3年生にたくさんのことを悩み、学ぶ、そして楽しいと感じる実習をしてきてもらいたいと思いました。
〇教育実習報告会を終えて、前は私も話を聞く側でしたが、今回は報告する側。この立場の変化に、時の流れと自身の成長を感じた。下級生の真剣な眼差しから、当時の私の不安や期待、あまり実感が湧かないことなどを思い出し、共感する部分が多くあった。実習を振り返りながら報告をし、生徒たちの笑顔や「先生!」と慕ってくれた声が鮮明に蘇り、改めて教育のやりがいを実感した。同時に授業準備の苦労や生徒たちへの対応に悩んだ経験も率直に伝えた。下級生が抱く疑問や不安に寄り添い、少しでも力になれればという思いで話した。報告を終え、下級生たちが「自分たちも頑張ろう」と思ってくれたら嬉しいなと感じた。