最新情報

News

【地域人間科学科】アート制作の現場を体感~「であうアート」展の準備始まる!

 5年目を迎えた本学「であうアート展」が今秋にも両キャンパスで開催される予定ですが、その準備が今年も始まりました。展覧会に出展するアート作品の選定や空間の演出を考えるキュレーター役を務める学生3人(龍崎ゼミ所属2年生)が、アーティストの制作現場を訪問し、その過程を見学しました。



 今回訪れたのは、埼玉県川口市で障がい者の生活支援を行っている「社会福祉法人みぬま福祉会 工房集」。同会には埼玉県南部を中心におよそ300人の障がい者が所属しています。ここではアートを通じて様々な人や社会とつながることを目指し、障がいのあるアーティストが創作した作品を商品化し、販売するなど、アート活動を「仕事」としています。作品はクラフトとして販売されるほか、中にはデザインが「BEAMS」の服となって市販されたものや、企業のロゴとして採用されるなど、多彩な「社会参加」につながっています。


 学生3人は10人ほどのアーティストが「仕事中」の工房を2時間かけて見学し、一人ひとりで全く異なる作品の傾向や各々の制作過程に見入りました。また、付設されたギャラリーで、多くの美術作品に囲まれながら、施設を運営する職員の方から、「工房集」の歴史や困難な課題をどう乗り越えたか、なども伺いました。



 参加者の一人は「初めて訪れたのですが、楽しく、工房集の取り組みを学ぶことができました」と話していました。

 今回の見学には、障がい者福祉を研究する下司優里准教授も参加いただき、学生に様々なアドバイスをいただきました。今秋に開催予定の本学「であうアート」展には、この「工房集」からも30点ほどの作品が出展される予定です。


入試情報 with RYUKEI