最新情報

News

【国際文化ツーリズム学科】新任教員の紹介~那須野育大先生(その3)

 いよいよ、那須野先生へのインタビューも今回で最後となりました。
 その1その2に引き続き、国際文化ツーリズム学科に4月より着任された那須野先生にインタビューしました。その3では、那須野先生のお人柄を探りたいと思います。

●これまでに印象に残った調査場所はありますか?
 これまで印象に残った調査場所について、「観光」と「交通」で1つずつご紹介します。
 「観光」では、黒部宇奈月キャニオンルートをぜひ挙げたいです。ここは、有名な立山黒部アルペンルートではありません。黒部宇奈月キャニオンルートでは、トロッコ電車、竪坑エレベーター、バッテリートロッコ(写真1)、インクライン、専用バスなど様々な乗り物を乗り継いで、日本を支えた電源開発の軌跡を体験できます。人跡未踏の大自然、地底の黒四発電所など、私はここが「日本で一番魅力的な観光地」と思っています。皆さんも、機会を見つけて、いつかぜひ訪問してみてください。


 「交通」では、ドイツのLRT(新型路面電車)を挙げます。ドイツでは、多くの都市でLRTが見られます。そして、このLRTの線路には、電車だけでなく、何とバスも走っています(写真2)。このように、鉄道やバスという輸送モードにこだわらず、柔軟に対応している点が印象的です。「それがどうしたの?」と思われるかもしれませんが、日本には存在しないとても珍しい場面です。社会インフラの有効活用を試みる柔軟な発想が画期的です。


●流通経済大学の学生の印象はいかがですか?
 目的意識をしっかり持った学生、前向きで真面目な学生が多い印象を持っています。本学では1年生からゼミがありますので、教員と学生、学生どうしの距離が近い点がよいと感じています。また、少人数教育のため、学生1人1人としっかり向き合えています。

●趣味は何ですか?
 私の趣味は、大きく3つあります。1つ目の趣味は、鉄道旅行です。既に日本のJRを完乗したため、機会を見つけて海外の鉄道に乗っています(頻繁には行けませんが…)。ICEの食堂車(ドイツ)、英仏海峡を渡るユーロスター(写真3)、ケアンズ~ブリスベンを結ぶ寝台列車(オーストラリア)、台湾を一周する観光列車「環島之星」などが印象に残っています。
 2つ目の趣味は、野球観戦です。学生時代に王貞治元監督を複数回訪問させていただく機会があり、それ以来20年来の福岡ソフトバンクホークスファンです。パリーグファンの方、ぜひ声をかけてください。
 3つ目の趣味は、アジア料理を食べることです。中国、ベトナム、タイ、インドなど、現地の方の作るエスニックな料理を食べることが大好きです。本学の新松戸キャンパス周辺にはベトナム料理店や中華料理店が多いので、食べ歩きを楽しんでいます。

●今、大学生になれるとしたら、どのような学生生活を送りたいですか?
 自分自身の学生生活に悔いは無いので、「今、大学生になれる」としても、同じような学生生活を送ると思います。あえて言うと、正反対の学生生活に興味があります。私は文系学部で文化系サークルに所属していましたので、もし「理系学部で体育会系の部活?サークルに所属する学生になれたら?」と思うことがあります。

●受験生に向けて一言お願いします。
 難しいかもしれませんが、「将来何になりたいか」「そのために何を勉強すべきか」を考えて、大学や学部を選んでみてください。
あなたは、大学で自分の「志」や「目標」という美味しい料理を作ることができます。大学には、素晴らしい食材や調理器具がたくさんあります。それはすなわち、教職員、授業?ゼミ、部活?サークル、教室?図書館です。大学では、これらの食材や調理器具がいわば「定額使いたい放題」です。大学を使い倒して、自分の「志」や「目標」をぜひ実現ください。あなたは、大学でどのような料理を作りますか?

 オープンキャンパスでは、那須野先生の模擬授業も実施します。ぜひ直接、那須野先生の講義も受けに来てください。


入試情報 with RYUKEI