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【法学部】グローバルな物流を支える海上保険と法

様々なキャリアをもつゲストの方からお話を伺う「法学部生のキャリアデザイン」では、将来の進路選択に役立つ授業を展開しています。今回は外資系損害保険会社であるガードジャパン株式会社から、山下哲先生が新松戸キャンパスにお越しくださいました。


海上保険とは、船舶や貨物が海上輸送中に受ける損害や責任を補償するものです。日本の貿易量のほぼ100%が海上輸送によって担われていることから、海上保険は私たちの生活にも密接にかかわる重要な機能をもっています。

山下先生は損害調査担当者(クレームハンドラー)の業務について、詳しくお話くださいました。事故対応や損害調査はもとより、プラスαの価値として事故データからみえる傾向分析や再発防止策のアドバイスも手掛けているそうです。外資系企業に勤めての所感としては、仕事を個人に任せる文化があり、組織の階層が少ない点が日本企業と異なるものの、チームワークや助け合いがみられる場面も多いとのことでした。

また山下先生からは、学生時代を有意義に過ごすためのアドバイスとして、法律の知識と語学のトレーニングの2つを挙げていただきました。特に日本の法律を学ぶことは、他国の法律を理解するうえで土台になる、というお話に多くの学生が納得した様子でした。

学生からは「グローバルな文化への理解も必要で、多様な知識やスキルが要求される仕事だと感じた」「幅広い役割があり、専門性と判断力が重要となる業務だと思った」「進路選択の視野が広がった」といった感想が寄せられ、大変有意義なご講義でした。

「法学部生のキャリアデザイン」では、法の知識が社会で活きることを実感できるような学びを、これからも一層深めてまいります。


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